私たちの法人は、「ニューワンズ」という会社の名前です。
どうしてこんな名前がついたのでしょう。
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それには意味があります。
毎日、昨日とは違う「新しいこと=NEW」に挑戦し、
それらを「一つずつ(Ones)積み上げ、1歩1歩成長、進化し続ける集団でありたい、
そういう思いを込めてつくりました。
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社長の新庄一範は、23歳から働いています。
その社長はこんな風に回想します。
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「14年間、経営コンサルティング会社で勤めていました。そこで、いろいろな中小企業の社長さんとお会いしました。色々な社長さんがいました。
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すごいなと思う社長さんもいました。
もっと頑張って欲しいなと思う社長さんもいました。
すごいなと思う社長さんは、特徴がいっぱいあります。共通点が沢山あります。その内の、僕が大事なだと思ったことはこの社名に込められています。
要するに、常に昨日と違う新しいことにチャレンジしておられるんですよ。そして、1歩1歩成長していることに努力されている。
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素直に新しいことにチャレンジされているんですね。
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そういう会社であれば、絶対いい会社になるな、成長する会社になるなと思ったので、こういう会社の名前にしたんです。
経営理念に込めた思いです。」
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2009年4月に法人が立ち上がりました。
この時、スタッフは誰もいません。
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10人くらい応募があり、7人採用しました。
今日も、その時来て頂いた方がスタッフとして頑張っています。
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1年経って、2010年4月に、真情-まごころ-デイサービス大江が開設されました。
スタッフは20人を超えてきました。
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その時、あるスタッフががこんなことを言いました。
「社長、施設が1つ2つと増えてきました。2施設3施設になれば、相談しようと思っても(社長は)おられないですよね。その時にすぐに決断しないといけないことってあるじゃないですか。電話してもつながらなければ、困るじゃないですか。私たちが仕事をする上で、判断する基軸、そうなるものが欲しいです。」
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おっしゃる通りだと社長は思った訳です。
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社長の新庄は、14年間、経営コンサルティング会社で勤めてきて、中小企業の社長の皆さんに「理念は大切ですよ」と言ってきました。
でも、自分自身が最初に経営理念を言葉にしてなかったと気がついたのです。
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「そんなんやっている暇が無い」など、言い訳をすれば幾らでも出てくるでしょう。
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何故作っていなかったのか…。
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今思えば、それだけ重要だと口では散々言ってきたけど、そう思えてなかったんでしょうね。
だから、スタッフの方からそういう風に言われて
「あ、そうだな。経営理念ってだから大事なのかな」と社長は思ったようです。
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トップが不在でも、現場が自分たちで判断して運営できるようになる。そのために理念ってあるんじゃないかなと考えました。
社長は、そこからもう一度「経営理念」について勉強しました。
そして、経営理念はどういう風に作るのかなと勉強して勉強して、色々な人に聞きました。
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2010年11月から、新しい経営理念を作ろうということで、当時いたフタッフ、パートの方もいれて30人いました。全員で作る経営理念を考えようとしました。
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そして、半年かけて、会議だけで100時間使いました。
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2週間に1回集まりました。
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みんなで知恵を出し合って、言葉を選らんで大事に大事にして作ったものです。
それが、当社の経営理念。
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2011年6月8日…
この日は私たちにとって本当に大事な日です。
1施設の瀬田大萱がオープンしたのが2009年の6月8日なのです。
それから丸2年経ってから、クレドを発表しました。経営理念のことをクレドと呼んでいます。
では、このクレドって何?ということですが
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クレドはラテン語です。ラテン語で信条という意味があります。
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私たちの会社では、経営理念全体のことと理解下さい。
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その中に、ミッションとビジョンとバリューという言葉が出てきます。
ミッションというのは、高い山の頂上だと思って下さい。
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頂上まで行くのは大変ですよね。時間がすごくかかるかもしれません。
でもここを目指したいよねという場所です。頂上の上の太陽かもしれません。すごく高いところにあるなかなか届かないところです。
日本語では、命を使う「使命」とも書きます。これがミッションです。
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そして、頂上に辿り着くまでの道があります。3年後にはここまで行こう、5年後にはここまで行こうという、10年後にはここまでいこう。これがビジョンです。
経営の言葉でいうと、経営戦略なんていいます。
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ここまで行くために、どういうことをやろう、あれをやろう、これをやろう、というものです。
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そのビジョンを実現するために、日々どんなことをやればいいのか、どういうことに気をつければいいのか。それが、バリューです。行動指針です。
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私たちは、経営理念を大切にして、今日も私たちに関わる全ての人々に「夢と笑顔を与えられる会社」であり続けるために、私たちの挑戦はこれからも続いていきます。
【出典:2016年クレド実践発表会】